体毛に悩む男たちはボディグルーマーを使え
突然だが僕は体毛が濃い。
ヒゲも腕毛もスネ毛も比較的濃いめだ。
特にスネ毛の濃さは軍を抜いていて、
毛は太ももまでうっそうと茂っており、芯が太く、本数がバカみたいに多い。
さらに毛が肌を這うように生えまくっている。
今考えると、友人の例え、『猿の足』はいい得て妙だった。
そんなこんなで僕は外に足を晒せなくなった。
高校時代は体操服が半パンだったので仕方なく露出していたが、大学に入学してからはほぼ足を外界に晒していない。
それどころか足を晒すのが嫌でハーフパンツすらもっていなかった。
どうしても暑くて耐えられない時は七分丈のカーゴパンツでお茶を濁した。
足を晒すことで人を不快にしたくないし、馬鹿にされたくもなかった。
夏にクソ暑いジーンズを履いて暗い大学時代を過ごした。
もちろんこれまで体毛に対してなんの策も講じてこなかったわけではない。
ハサミで切ってみたり、ひげ剃りで剃ってみたり、体毛用のスキバサミを使用してみたり、いろいろやってはいたのだ。
たが、どれもうまくいかなかった。
どれも脱毛に必要な要素を満たしていなかったからだ。
・自然な仕上がり
・毛のボリューム減
・定期的な手入れのしやすさ
私は絶望した。一生この醜いスネ毛とともに生きるしかないのか。
スネ毛への絶望を抱きながらネットの大海を彷徨っていたある日、
僕は思いがけず運命の出会いを果たした。
それがフィリップス ボディグルーマーであった。
フィリップス ボディーグルーマー 本体丸洗い可 充電式 BG3005/15
- 出版社/メーカー: PHILIPS(フィリップス)
- 発売日: 2018/05/18
- メディア: ホーム&キッチン
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『ボディグルーマー』という製品を聞いたことがあるだろうか?
つまるところ、体のムダ毛処理をするためのバリカンある。
ちなみに僕はこの商品と出会って初めてその名を聞いた。
僕の最初の感想はこれである。
「あるんやったら先に言っといてや!」(大迫半端ないって並みの感想)
僕の人生で『ボディグルーマー』なるものの存在を教えてくれる人は誰一人いなかった。
それだけに初めて出会ったときは衝撃であった。
これあればスネ毛処理なんか余裕やん。あるんやったら先にいっといてや。
僕は光の速さで購入した。
実際に使ってみると、これが面白いほどきれいにスネ毛を処理できるのである。
3㎜のコームが付属しているため、毛をそりすぎることなく
いい感じに爽やかにしてくれる。
コームを外せばツルツルに仕上げることもできるので、胸毛、ふとももはコーム無し、スネ毛、腕毛はコーム有りで使い分けている。
僕は毛はすいて処理をしないと完成後に違和感が残るのではないかと思っていた。
散髪するときとかもある程度すいてもらったほうがなんかかっこいいからである。
『体毛用のスキバサミ』というものも購入したことがあって、とにかく毛を同じ長さにそろえることは悪手だと思い込んでいた。
しかし、『フィリップスボディグルーマー』を使ってみると均一の長さにしても十分に自然に見えるのである。
毛の長さが一律に3㎜以下になるため、毛同士が重なりにくくなり
全体で見たときの黒々しさが軽減されるのだろう。
とにかくなんか良い感じになる。
また、基本の構造はバリカンにほかならないのですごく使いやすい。
僕は風呂場で全裸になりネットをみたり本を読みながら、手だけ動かして毛を刈っている。
ちなみにこの『フィリップスボディグルーマー』は水洗いもできる。
私は風呂場で毛をそった後、いっしょにシャワーを浴びて毛を洗い流している。
今は夏なので私は2~3週間に1回の頻度で使用している。
頻度が高いように感じるかも知れないが、ほかのことをやりながら行えるので時間は気にならない。
毛を刈るとけっこう涼しくなるから、夏にはクールビズとしてもオススメだ。
見た目の改善だけでなく地球温暖化にも貢献するとはまったく恐ろしいポテンシャルである。
ネクタイを外す感覚で体毛を処理する時代がもうそこまで近づいているかもしれない。
今回『ボディグルーマー』を買ってみて感じたのは、自分の欲しいものは意外とどこかの誰かが作っているということだ。
今回は僕の欲しい製品に『ボディグルーマー』なんて名前がついていたけど、他に欲しいものは僕が知らないだけで他の名前がついているのかもしれない。
すべての商品とは人々の願いを具現化したものに他ならない。
ならもっと自分の願いを先鋭的にして商品を探してみようと思う。
今までに無い出会いがどこかに眠っているかもしれない。
今年は短パンを購入した。
短パンを履くと日に焼けていない真っ白な足が露出する。
毛の間から初めて顔をのぞかせた、真っ白な膝小僧がわが子のようで愛おしい。
今年こそはこの膝小僧をガングロチャラ男に変えてやろう。
念願の短パンを履いて街へ繰り出そう。
毛の不安から解き放たれて今年こそ夏をエンジョイしてやるのだ。